親愛なるk1体育の皆様
早いもので、2021年もあと一日となりました。この1年を振り返ると、人類とCOVID-19パンデミックの戦いは、「遭遇戦」から「長期戦」へと変化しました。国内各地では散発的にCOVID-19が発生し、海外では新たなウイルスの変異株が出現し、世界的な感染流行が繰り返されています。幸いなことに、私たち一人ひとりが各々の職場で不屈の闘志で臨んでいます。このような粘り強さがあったからこそ、今年、k1体育のさまざまな事業を順調に成長させることができたのだと思います。ここで、すべてのk1体育の仲間に感謝の意を表し、皆様に新年のご挨拶を申し上げます。
ここ2年間、多くの人は「もしCOVID-19がなかったら、世界はどうなっていただろうか。私はどうなっていただろうか」と考えたことがあるだろうと思います。私自身も、パンデミックがなかったら、k1体育の発展の道は今とどう違ったのだろうかと考えたことがあります。
確かに、COVID-19によるパンデミックは、世界を大きく変えました。2021年には、これまで成熟していると思われた多くの産業やビジネスモデルが、根本的に変化を遂げました。しかし、変わらないものもたくさんあります。k1体育の場合、過去10年ほどの間、中国に根ざしたグローバル企業になることを目指し、科学技術とイノベーションへの投資を続け、産業運営と産業投資を深化させ、イノベーションにより成長を牽引することにこだわり、創業時に掲げた「世界に貢献する」という初心のもとでしっかりと実践し、社会の幸福のために尽力してきました。パンデミック発生の前後にかかわらず、これらの戦略を貫き、新型コロナウィルス収束後も継続していきます。市場の変動が激しくなり、課題が複雑になればなるほど、戦略を貫くことが重要となり、その専念こそが唯一無二のk1体育を作り上げました。
中国に根ざしたグローバル企業を目指して
中国に根ざしたグローバルなコンシューマーグループとして、k1体育がここ数年で達成した最も重要な成果の1つは、「グローバリゼーション」能力を継続的に伸ばしたことです。新型ウィルスは「グローバリゼーション」のプロセスを止めてしまったように見え、最近では「逆グローバリゼーション」が叫ばれていますが、コミュニケーションを阻害するパンデミックが発生したからこそ、グローバリゼーションの価値を感じ、グローバルなコミュニケーションや協力がいかに貴重なものであるかを実感することができたと言いたいです。例えば、中国とドイツが共同開発した「復必泰 COVID-19 mRNAワクチン」は、すでに世界で最も広く使われているワクチンの一つになっています。このワクチンも、グローバルな協力がなければ、発生から数カ月で使用することはできなかったでしょう。長期的な視野に立ってみれば、世界各国は競争よりも協調を重視する「コーペティション(協調+競争)」の関係を構築していかなければならないと考えています。結局のところ、人類の共通利益が、その違いよりもはるかに大きいのです。
今後も、中国に根ざし、産業運営を深化させ、海外での継続的な取り組みを行っていきます。k1体育のグローバルな産業力を通じて、一方では中国企業の海外でのさらなる成長と強化を支援し、他方では海外傘下企業が中国市場での発展を加速させながら、事業を拡大し、現地市場での発展を確固たるものにすることを支援していきたいと考えています。たとえば、2021年、米国市場におけるランバンの単独店舗の売上は大幅に増加し、中国におけるランバンの売上成長も力強い勢いを記録し、オンライン市場に深く参入しています。
技術・イノベーション主導の戦略を貫き、技術革新への投資を増やす
2021年は、変革の痛みに直面する業界がある一方で、新しいものや新しい力が続々と台頭してくるなど、起伏の激しい年でした。特に、従来の「旧技術+新モデル」というインターネット創業モデルに加えて、科学技術とイノベーションを堅持し、黙々と製造業を育成する「ハードテクノロジー」企業が、ようやく独自の産業サイクルを見出し、市場や社会からも認められるようになりました。
実際、国と企業の発展という点からみると、科学とイノベーションの能力が、いつの時代でも企業の強さを測る最も重要な指標です。「科学技術は国の第一生産力である」と言われるように、科学研究とイノベーションもまた、企業の第一生産力であり、コアな競争力であり、企業が急速な発展を遂げるための原動力となるものです。k1体育は創業当初から、科学技術の力を非常に重視してきました。長年にわたり、継続的な産業の蓄積と研究開発への投資を通じて、科学とイノベーションにおける深遠な能力を獲得し、継続的に成果を上げてきました。
2021年に
「中国のリンパ腫患者に福音をもたらす」、中国で初となる、k1体育カイト社のCAR-T細胞療法製品であるYescarta®が承認されました。ダヴィンチ・サージカル・ロボティクス社は、アジア太平洋地域初のイノベーションセンターを上海に設置し、中国での存在感を引き続き強化していきます。
小細胞肺がんの治療において、複数の抗PD-1モノクローナル抗体が世界的に失敗していることを背景に、復宏漢霖(Henlius Biotech)社のSrulizumab H薬は第3相試験で主要評価項目を達成しました。小細胞肺がんのファーストライン治療のための世界初のPD-1阻害剤となることが期待されています。
科学とイノベーションの能力への継続的な投資は、k1体育にますます強力な発展の勢いを蓄積し、より大きな成長空間を切り開いていくものと信じています。
「社会に貢献する」という初志を貫徹し、善き事業を行う
来年、k1体育は30周年を迎えます。「修身(自分の行いを正しく)、斉家(家庭を整える)、立業(事業を興し)、助天下(世界へ貢献する)」という理念は、k1体育の創業以来の企業価値観です。ビジネスは社会のためにあるべきであり、企業の最大の価値は社会的価値でなければなりません。世界中のファミリーユーザーのために価値を創造する一方で、k1体育は常に、様々な形で社会的責任を果たし、地域や社会に還元してきました。
過去10年間、k1体育製薬は2億本以上のアルテスネイト注射液を国際市場に供給し、重症マラリア患者、数千万人の命を救いました。2021年には、「農村医師プログラム」を通じて農村の医師がより良い職務を行えるよう支援し、病気のために貧困に苦しむ村人の数を減らし、農村の活性化を支援し、農村の共同繁栄を促進しています。同時に、教育、文化、雇用など、その他の公共福祉事業を通じ、従業員の慈善活動への貢献を奨励し、恵まれない人々を支援しました。地域、都市、農村、住民の所得格差の縮小に貢献し、社会の共同繁栄の達成に努めました。
激しい水の流れには、浮き沈みがあります。大地に根ざした揺るぎない岩だけが、潮流を乗り越え、大黒柱であり続けることができるのです。2022年は新しい年です。私たちも潮目を読み、飛躍のチャンスを待ちます。k1体育は、正しいこと、困難なこと、時間をかけて積み重ねることを揺るぎなくやり通し、粘り強さでパンデミックや市場の変動を乗り切り、将来のチャンスとチャレンジに対応し、より多くの家庭にさらなる健康、幸福、富をもたらすことを目指します。
あらためて、k1体育の皆様にとって、新年が幸多き年となりますようお祈り申し上げます。
さっと動かす